ビデオキャプチャー(GleamingShot分割編)


ここでは、フリーソフトウェアであるGleamingShotを使用した、分割AVIによる長時間キャプチャーの方法を紹介します。
このソフトは、任意のファイルサイズで分割しながらキャプチャーする事が可能です。
これにより、2Gの壁と呼ばれるAVIファイルの制約を気にすることなくキャプチャーできます。


これが、起動直後の画面です。
通常、プレビューまたはオーバーレイ表示によって入力されているビデオ画面が表示されていると思います。


まず、キャプチャー時に使用されるファイルなどを設定します。
メニューバーから ファイル > 名前を付けて保存 を選択します。

[参照]ボタンの左のテキストボックスに、AVIファイルを記録するパスとそのファイル名を入力したら、最大サイズに2GBytesを越えないような容量を指定し、[追加]ボタンを押します。
すると、リストにファイル名とサイズが追加されます。
ファイルはキャプチャーに必要な分だけ追加しても良いのですが、必要なかったファイルは削除されますので、ハードディスクの空き容量分だけ設定しても良いでしょう
[OK]ボタンで元の画面に戻ります。

次に、キャプチャー形式と圧縮コーデックを設定します。
メニューバーから ファイル > プロパティ を選択します。

形式:分割キャプチャをする場合は、AVI独自を選択します。
1秒間のフレーム数:通常29.97fpsが良いでしょう。
サウンドを含める:これをが設定されていないと音が入りません。
[ビデオ(V)]:キャプチャー時のビデオのコーデックを設定します。
[サウンド(S)]:キャプチャー時のオーディオのコーデックを設定します。


[ビデオ(V)] ボタンを押すと上のような画面が表示されます。

ここで、ビデオの圧縮コーデックを選択、設定します。
私の環境の場合、ハードウェアコーデックを使用するので、「再圧縮なし」を選択しています。
環境に応じて設定を行ってください。


[サウンド(S)] ボタンを押すと上のような画面が表示されます。

ここで、オーディオの設定を行います。
通常は、44.1KHz 16ビット ステレオ で良いです。


すべての設定が完了したら[OK]ボタンを押します。すると、元の画面に戻ります。


編集 > キャプチャ でキャプチャー開始です。
マウスボタン等でキャプチャーが停止します。(環境設定により設定できます)

キャプチャーが終了したら、分割されているAVIファイルを1つのAVIファイルのように扱うために工夫が必要になります。
ここでは、VideoFileAPI(VFAPI)プラグインという物を使用します。これは、もともとTMPGEnc用のプラグインであり、VFAPI対応アプリケーションでAVIファイル以外の形式を読み込ませるために使用します。
今回、分割されたAVIファイルに使用するのは、AVICapというフリーソフトウェア用に作成されたAviCapPlugというVFAPIプラグインを使用します。こちらのソフトは、TMPGEncの作者である堀さんのHPのソフトウェアのページを見ればすぐ見つかると思います。

(これと同等な機能はAviUtlの連番ファイルの読み込みでも実現可能です)

AviCapPlugの準備(インストール)が完了したら、メモ帳などで以下のようなテキストファイルを作成します。
ファイル名:TEST.AVC
--------ファイルの内容--------
CAP1.AVI
CAP2.AVI
CAP3.AVI
CAP4.AVI
CAP5.AVI
CAP6.AVI
------------------------------
ファイルの内容の中のファイル名は先ほど分割キャプチャーしたときのファイル名です。

これで、TEST.AVCというファイルをVFAPI対応アプリケーションで、一つのAVIファイルのように使用できるはずです。
また、VFAPI非対応のアプリケーションでも、VFAPI Reader Codecを使用することにより、上のようなファイルを使用することが出来るようになります。


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