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TMPGEnc.によるDVD-Video用MPEGデータの作成手順
(音声にLinear PCMを使用する場合)


まず、映像ソースと音声ソースを指定します。
ここで、出力先も設定しておきましょう。

[参照]ボタンを押してファイルを選択することにより、任意のファイルがソースとして選択できます。

左図ではソースは720*480の物を使用しました。



起動直後の画面右下にある[ロード]ボタンを押し、DVD(NTSC).mcfを読み込みます。

これにより、各設定項目が、DVD用のデータに適した設定に変更されます。



元の画面に戻ると、DVD用の設定に変更されているはずです。



もう一度[ロード]ボタンを押しExtraフォルダ中のunlock.mcfを読み込んでください。



すると、"ストリームの種類"が変更可能になりますので、"Video のみ"に変更します。

次に、設定を行います。
画面右下の[設定]ボタンを押してください。



"レート調整モード""動き検索精度"を設定してください。

解像度を変更したい場合は、ここで変更しておきます。
設定値は16の倍数になるような数値にします。
できるだけ、720*480、352*480、352*240(ノンインターレース)のような値にしてください。

他の設定項目はそのままで良いでしょう。



"レート調整モード"[設定]ボタンを押すと左図のような画面が出てきます

ここでは、2パスVBR5000kbpsに設定しました。

最大ビットレートは、8000kbps程度に設定してください。
大きすぎると、オーサリングソフトで受け付けてもらえない場合があります。



"ビデオ詳細"タブに切り替えます。

今回は、ソースがインターレースでエンコードもインターレースの場合で説明します。

フィールドオーダーの設定をソースに合わせて設定します。

DVDの場合、本来で有れば"トップフィールドが先に表示される"で有るべきですが、キャプチャーされているデータのフィールドを入れ替えるのは面倒なので、説明は省かさせて頂きます。

数種類のプレーヤで試しましたが、フィールドオーダーがソースと一致していれば特に問題なさそうです。

"トップフィールドが先に表示される""ボトムフィールドが先に表示される"のどちらを選択して良いか分からない場合は、フィールドオーダーの調べ方をご覧ください。

これで一通りの設定は完了です。[OK]ボタンで元の画面に戻ります。



"GOP構造"タブに切り替えます。

"シーケンスヘッダの出力間隔"1GOP間隔になっているか確認します。

"編集用ビットストリームを出力する"のチェックをONにします。

エンコード後のMPEGファイルがClosed GOPになっているか確認するには、VCD CheckerのGOP解析機能をご利用下さい。



設定が完了すると、画面左下の文字が設定値に変更されていることが分かります。



音声は、WAVファイルとして取り出しておきます。

メニューバーから"ファイル" -> "ファイルに出力" -> "WAVE ファイル"を選択します。


すると、ファイルの出力先を聞いてきますので、ファイルの出力先を指定します。
"音声を出力"のチェックをONにし、音声の[設定]ボタンを押して、PCM,48000kHz,16ビット,ステレオに設定します。

[保存]ボタンを押すと、出力が開始されます。

ファイル名は、ビデオのファイル名(出力ファイル名のm2v)と同名にしておいてください。

左図では、TEST.WAVというファイル名で出力しています。



画面左上の[圧縮 開始]ボタンでエンコードを開始します。

エンコードには非常に時間を必要とする場合があります。
このとき、自動的にコンピュータをシャットダウンしたい場合は、[圧縮 開始]ボタンではなく、メニューバーから"ファイル" -> "ファイルに出力" -> "MPEG ファイル"を選択します。
すると、ファイルの出力先を聞いてきますので、ファイルの出力先を設定すれば、エンコードが開始され、"エンコード終了後、シャットダウンする"という設定が現れます。
この設定をONにしておけば、エンコードが終了すると自動的に電源が切断されます。

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